MoscatoBianco

その手に触れるまでのMoscatoBiancoのレビュー・感想・評価

その手に触れるまで(2019年製作の映画)
2.5
イスラム教の話でベルギーというのが不思議でした。でもブリュッセルや、その郊外でこの映画の舞台となったモレンベークという所あたりは、「イスラム過激派の巣窟」とまで言われているそうです。

映画の主人公アメッドは、そこで暮らす13歳の男子です。コーランや導師の教えにハマりました。一緒にモスクに通う兄なんか比較にならない入れ込みようです。
兄の方ははるかに世俗的で、「信仰よりサッカー」です。

アメッドはやはり特殊かなと思います。同じ家庭で育った兄を見てもわかりますが、誰もがアメッドみたいになるわけではありません。

アメッドは農場娘ルイーズから積極アプローチを受けます。あんなことされたら、速攻で肉欲モンキーと化すのが健全な青少年です。
そうならないアメッドは特殊です。この映画でのアメッドの行動全体がそもそも特殊だし。

「特殊」と言って自分に関係無いみたいに片付けてしまっていいのか! とか怒られそうですが、関係無いです。

さんざん煽っておいて最後のあの言葉は何ですか?
MoscatoBianco

MoscatoBianco