このレビューはネタバレを含みます
イスラム教の中でもゴリゴリの過激思想に染まった少年の物語。
ダルデンヌ兄弟の冷静な視線で淡々と少年の日常を描く序盤からとにかく不穏で、先生を刺しに行くところで爆発し、中盤は少年院での暮らしで、ある女子との交流を通して教えとの葛藤があったり、少年の心情の変化が描かれる。
何故少年が過激思想に染まったのか、何故先生を執拗に狙いに行くのか、全然説明は無いのだけど、こういうのに理由ってないのかなと思ったり。
最後は先生を狙って、屋根から落ちて死にかけたことで、ごめんなさいってなって終わったけど、彼はちゃんと戻って来れるのかな。