タコ社長

その手に触れるまでのタコ社長のレビュー・感想・評価

その手に触れるまで(2019年製作の映画)
4.3
子どもの中にある尊さ。併せ持つ幼さ。

たとえ「それ」が唯一の心の拠り所だとしても誰に正す権利があるのか。
勿論守られなければならない。
命の危険にさらしてはならない。
それでも。

少年のある種の執念深さが恐ろしくて。でも、もどかしいしある部分では共鳴もできる。少女に改宗を迫るしか術がない一連のシーンは胸が張り裂けそうでしたよ、本当に。
今起き続けてるであろう無数の見えない悲劇のことを思ったりしました。
ラストカットに希望を託したいけど。ほんとにもう。
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