移民問題や貧困、ネグレクトなど様々な社会問題の中に気づきや赦しを描いてきたダルデンヌ兄弟。
「宗教」ががっつり主題となった作品は初めてだけど、救いの思いは変わらない。
指導者によって狂信者に変わる…
淡々と進んでいくのに、まるで退屈しない不思議な84分。仄かに不穏、という空気が終始漂っていて目が離せない。ラストの、ぶつっ、と切る締め方がすごく好みでした。アメッドは理性では強烈に信仰し、でも身体が…
>>続きを読むダルデンヌ兄弟の映画を観に行ってきました。
『ある子供』や『ロゼッタ』は観たことありますが自宅での観賞で、映画館では今回が初デンヌ‼️
ダルデンヌ兄弟の映画はベルギーの映画です。
ベルギーといえばサ…
一作目から、やろうとしていることやその方法は何ら変わっていないと思う。でも、だからと言ってマンネリ化しているわけではなく、別に退屈もしない。
今回は「宗教」という、ドデカすぎて根深すぎる相手がテー…
シューベルトのピアノソナタ25番が流れる瞬間までドキドキさせられる。ダルデンヌ兄弟としては、少しテーマが異なるが、「すぐそこにある狂気」を描いている点は同じ。アーメドの洗脳された姿は決して特別なフィ…
>>続きを読む大人たちはいつ自分の正しさの指標を見つけ、その手に握りしめていようと決めたろうか。毎年、毎日、毎時間あるいは瞬きのたびに更新され、ある時決めた正しさははかなくも手から零れ落ちてしまうのだけれど、また…
>>続きを読む宗教なぁ…もう生まれつき家族が信仰していたらそれが当たり前の価値観になっちゃうと思うけど、何か孤独とか心を埋める為に没入してしまうのは怖いなあ、信じるあまりひとを殺すことも正しいと思ってしまうなんて…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
途中まではすごかったけど、ラストがちょっと。
自分を好きになってくれる女の子に出会って改心、みたいなありきたりなオチじゃなかったのは良かったけど、脱走してまで先生を殺そうとしてたのに、自分が痛い目…
© Les Films Du Fleuve – Archipel 35 – France 2 Cinéma – Proximus – RTBF