あの瞬間脳裏によぎったのは導師ではなく母親であり、憎悪の対象であった教師に手を差し伸べられ、少年は命の尊さを知る。
どんなに過激な思想に傾倒しようとも、どこまでも温かく見守ってみせる周囲の視線は紛れ…
家庭環境と純粋が故染まっていく崇拝と更生。気弱な表情と裏腹に目の奥に宿る強靭な意思。動物,女性…師の教えが願望と生の喜びを奪っていく。教えに背き”触れる"事で伝わる温度が彼に何を与え何を思わせるのか…
>>続きを読むその手に触れるまで
タイトルそのままなストーリーではあるけど、ひとりの少年の信仰の間で揺れ動く姿を生々しく捉えていたと思います。
狂信的な考えにのめり込んでしまった要因は、はっきりと描かれていなか…
感想書きました。
宗教に狂信的になる故、罪を犯してしまう少年が、他者の優しさに触れるまでを被写体に寄り添うカメラワークで描く。
一つの答えに固執してしまわないようにするには。
唐突なラストに深く悩ま…
いつものように息苦しいダルデンヌ兄弟作品。主人公の後をぴったりと追いかける長回しというスタイルもいつもどおり。最近ではネメシュ・ラースロー(『サウルの息子』)も似たスタイルをもつ。ただ、ラースローは…
>>続きを読む撮影手法が特徴的です。また一貫しています。
それはある人物を追い続けるということです。ドキュメンタリーに多い手法であり、それにより、つくりはシンプルなのに緊迫感あふれるドラマとなり、いつの間にかス…
© Les Films Du Fleuve – Archipel 35 – France 2 Cinéma – Proximus – RTBF