ロビン

ファルコンのロビンのレビュー・感想・評価

ファルコン(1999年製作の映画)
3.6
実話を基にしたドキュメンタリーのようななかなかの衝撃作。
この作品を観ると『ゴッドファーザー』が霞むと言うと大袈裟だけれど、それくらいマフィアの非道ぶりに衝撃を受けた。
本当のマフィアの闇の深さが恐ろしい。

イタリアの特にシチリアにマフィアが蔓延していた1980年代に検事だったファルコーネが主人公。
次々と同僚やその家族が殺されていく中、ファルコーネはマフィアを一掃しようとしていく話。

この時代イタリアと言えばマフィアの印象が強いが、ここまで彼らの力が強くイタリア政府がマフィアと癒着して腐敗していたとは。。。

それとマフィアを撲滅しようとする検事達は、常にマフィアに生命を狙われるのだけれど彼等の警護が甘過ぎて簡単に殺されてしまう。
狙われてるの分かってるんだから、もっと警護の人数を増やせよとかと思うが、法曹界にも腐敗が進んでいて簡単に増やせないのだろう。。

ひとつ気になったのが、実話を基にしたドキュメンタリータッチの作品で、イタリアが舞台なのにみんな英語を喋っているのに違和感をどうしても感じてしまう。
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