U-NEXTに浮気ばかりしていたので、アマプラも。
なんとなく目に入ったので鑑賞。
ジャケット写真は『ファーゴ』っぽい雰囲気。
映画自体はシチリア島を舞台に、マフィアに立ち向かう実在の裁判官、ジョヴァンニ・ファルコーネを描いたもの。
イタリア行きたい、シチリア島行きたいと思っていたのに、1980年代のシチリア島がこんな情勢だったとはあまりよく知らなかった。
マフィアが牛耳っていた時代、こんなにも身近で殺人が日常茶飯事に起こっているなんて...おそろしい。
そんなマフィアに、同じく裁判官である友人のパオロ・ボルセリーノと共に、命を懸けて立ち向かっていくファルコーネ。事実を淡々と描いているものの、見応えはかなりある。
イタリアが舞台なのに、全編英語というのが若干違和感ありだった。アメリカ製作のテレビ映画なので、そこはしょうがないのかも。
ファルコーネを演じるのは、『ユージュアル・サスペクツ』での刑事役が印象的なチャズ・パルミンテリ。ちなみに彼の両親はイタリア、しかもシチリア系だそう。
演じるのは複雑な気持ちだったのかな...
シチリア島のパレルモ空港は、マフィアに勇敢に立ち向かった彼らの名前を取って、「ファルコーネ=ボルセリーノ空港」という名前になったそう。