目下の状況は?ジャン=マリー・ストローブの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『目下の状況は?ジャン=マリー・ストローブ』に投稿された感想・評価

シネマQ

シネマQの感想・評価

4.0
猫を前にすると人は猫以外見えなくなる。あのストローブですらそうなのだから猫の魅力には抗えない。
カメラを意識しない猫の自由さ。
目下の状況は元気ですって言ってほしいよストローブ。

ストローブの2016年のデジタル作品。9分。ポンピドゥセンターの依頼で制作された。椅子の上で寝ている猫の固定ショット、バックで船が通過する。「水槽と国民」の金魚と鯉の水槽や本作の猫など、動物などの長…

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【詳述は、『水槽と国民』欄で】ブラッケージに匹敵の、猫描写。より、押しつけがましくない信頼がある。
これが観たかった。ずっと毛づくろいしてる猫の定点観測。岩合さんのナレーションがほしい。

ジャン=マリー・ストローブ監督作品。

ストローブの家の猫を撮った作品。いきなり猫同士の喧嘩で始まって笑った。猫のカメラ目線がいい感じ。ずっと毛繕いをしている。

ストローブ自身も出演。80歳を越え…

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『レナートに』に続けての上映

トーク:和田忠彦(イタリア文学者)× 渋谷哲也(ドイツ映画研究者)
画面の完璧なコントロールを目指すストローブが、ここにきて動物の被写体メインで撮ったのは興味深い。
しを

しをの感想・評価

4.5
感情奉仕 圧倒的感謝
カメラを意識しないこと ねこにはできること リュミエール2016…

※2018年1月25日鑑賞/『水槽と国民』に併記したレビュー転載

ストローブ御大直々に登場。一瞬カメラを向く際の対象をしかと見据える射抜くような眼光の鋭さ、あくまで真面目な猫との戯れぶりはいかにも…

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イワシ

イワシの感想・評価

3.8

リミュエールの『猫と少女』『猫の食事』をまず観ること。

ストローブの猫もリュミエールの猫も自分自身と外側の世界に同時に関心を向け、いっぽう人間は猫だけに視線と手を向ける。完璧なフレーミングで猫と人…

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