■3行サマリ
・KGBの女スパイとしての人生を描いた作品
・人生を変えるために軍隊に入隊希望を出したところKGBで殺し屋になることを提示されたアナが自由な人生を求めて奔走する
・二重スパイものでアクション、ヨーロッパ・コープ作品
■感想
さすがリュック・ベッソン!最高に私が好きなとこを突いてきててもう楽しくて仕方なかった。別にストーリーの粗があったってなんか自己中心的なキャラが多くたってそんなことは気にならないぐらいにアナの殺しシーンが最高に素晴らしかった。特に序盤のKGBに入隊するための試験のシークエンス。補填されてない銃を手にダイナーに入り、ターゲットの頭めがけて銃口を突きつけて引き金を引いたら…あれっ?以降の5分ぐらいのアクションシーン長回しがスーパー良かった。その場にあるもので殺しを行う機転力的なのと、あとは掛かってきた相手を盾にして他のやつの銃弾をそいつに受けさせたり、敵の脇から手を出してクロスに2丁で銃を放ったりとか96時間の1作目にあったヨーロッパ・コープらしいアクション、柔術的な滑らかさがあってほんとに良かった。特にフォーク。
ストーリー的にはアトミック・ブロンドとレッド・スパローを足して割ったみたいな話でちょっと伏線がわかり易すぎるのがありつつも、アナのサッシャルスの魅力が存分に出ていてとても美しかった。表の顔であるモデル業というのも華があってGood。女の魅力を殺し屋の方でも存分に発揮しててすべてを利用して戦う姿がとても逞しかった。
終盤二重スパイ後がちょっと弛む感じはしつつも、裏の裏の裏的展開があるのは面白さの魅力だった。ちょっと繰り返されちゃってるので飽きがきちゃうのはある。
アクションだけでお釣りが来る映画でさすがの面白さで良かった。
キャスト☆☆☆☆ 4.2/5.0
ストーリー☆☆☆☆3.7/5.0
演出☆☆☆☆4.0/5.0
映像☆☆☆☆4.1/5.0
音楽☆☆☆3.0/5.0
プロット☆☆☆☆3.6/5.0
バイブス☆☆☆☆4.0/5.0
全体☆☆☆☆4.0/5.0