Ryan

ANNA/アナのRyanのレビュー・感想・評価

ANNA/アナ(2019年製作の映画)
3.6
時と場所を超えた"レオン"のその後



ストーリー
1990年のモスクワ。モデル事務所にスカウトされた女子大学生は、一躍有名になる。やがて事務所の共同経営者と交際を始めた彼女は、恋人の裏の顔が武器商人であることを確認した後に射殺。彼女の正体は、ソビエト連邦の諜報機関KGBの殺し屋だった。


主演 サッシャ・ルス
監督 リュック・ベッソン


面白いけど「レッドスパロー」の方が好み。
リュックベッソンらしい強い女性スパイの物語だが、全体を通して様々な映画の既視感が目立つ。
うまいことやってはいるものの、観客を騙し通せた気でいるのは否めない。

イメージはレオンのその後だと思うが、それにしてはアクション多めで最強すぎる。
過去と現在を行き来しながら何かが起きたタイミングに焦点を合わせるもののそれが捻りだとは思えない。

この映画の優秀な点は配役。
主演のサッシャルスが綺麗すぎてファンになる。彼女の全力な演技にも胸が躍るが恋人役のレラアボヴァも特に好き。この2人の物語だけをもっとみたい。
他にも本年度アカデミー賞主演男優賞ほぼ確実なキリアンマーフィーや久々のルークエヴァンズ、名優ヘレンミレンにロシア映画の英雄アレクサンドルペトロフ等、錚々たるメンバーだ。

観客が戻る色気のタイミングやアクションの展開はさすがリュックベッソンなので彼には
この手の作品をバンバン作ってほしい。
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