男はくらいよ監督さそり

特攻任侠自衛隊の男はくらいよ監督さそりのレビュー・感想・評価

特攻任侠自衛隊(1977年製作の映画)
5.0
自主映画史上最高傑作!観たのは高校一年生だった。それまでの映画の概念を全て覆された!
映画は自由なんだ。
「実録たまご運搬人警視庁殴り込み」を製作した騒動社が一年ぶりに製作した作品。ヒョンな事から自衛隊に入隊したヤクザがゲリラ=反乱軍を全滅させるまでをコミカルに描く。(16ミリ)1977年公開作品。主演・飯島洋一。土方鉄人監督
音楽・休みの国の主題歌『悪魔巣取金愚』が耳から離れない!
1977年公開という事はプラトーン、フルメタルジャケットより前の作品なのだ!これは日本の自主映画としては歴史的な事だ。前半は自衛隊の訓練のドリフ的な笑い、後半はド迫力の戦争アクション、キューブリックの『突撃!』を思わせるシーンや1987年の『フルメタルジャケット』を先取りした廃墟の銃撃戦もある!
鈴木清順監督『けんかえれじい』みたいなシーンもあるし。
ラストには今の日本を予言したメッセージまで!時代を超えた傑作だ。
7月19日(金)19時より吉祥寺ココマルシアターにて主演飯島洋一さんとの対談付き上映。料金2000円+ドリンク代。