スペシャルアクターズのgirosukeのネタバレレビュー・内容・結末

独り言です。
｢カメラを止めるな！｣の作品自体が好きな人が
期待値上げて行くと
｢うーん…｣かもしれない。
上田慎一郎監督の作品として観たら
役者さんに対する温かさや
映画好きを感じて好きになるはず。
ストーリーは
デビッド・フィンチャー監督の
｢ゲーム｣
ブライアン・シンガー監督の
｢ユージュアル・サスペクツ｣
を観終わった時の｢あーそうなん！｣と言う驚きを感じられる。

自分は子供の頃、海外ドラマ｢アメリカン・ヒーロー｣が大好きだった。
普通の学校の先生がUFOでスーパーパワーを持つスーツを貰う。が取説をなくして
うまく使えず苦労しながらも悪人をやっつけていく。
その頑張る姿に憧れて自分にもそんな力が貰えたらなあと当時思ってた。
この映画の主人公の和人も子供の頃から｢レスキューマン｣というヒーロー映画が好きで大人になっても何度も観ている。
そして終盤自分がレスキューマンのように人を倒していく。
なりたかったヒーローにたとえ芝居だとしてもなれたあの時間、
思わず自己投影してしまって涙が止まらなかった。

1週間という短期間で二度観に行った映画は初めてかも。
話を知ったあとに観ると登場人物の表情も行動も違って見えて楽しい。
主要キャラがみんな和人の為に動いてると思うと心が温かくなる。
エンドタイトルに流れる歌も
打ち上げに参加させてもらってたような
そんな楽しい気分で劇場を後に出来る。