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シェイクスピアの庭のオヨヨのレビュー・感想・評価

シェイクスピアの庭(2018年製作の映画)
3.8
シェイクスピア本人の晩年の話。
記録に残っている事実と、残した作品から、ケネス・ブラナーが人間シェイクスピアに迫った作品。

庭仕事をしているシーンはあるが、庭はあくまで家族のメタファーとして登場しているようだ。

サウサンプトン伯との関係とか妻が文盲とか、娘の醜聞とか知らない事が多かった。
シェイクスピア作品の台詞が散りばめられていて、堅苦しいかと思いきや、後半は謎解きもあり、それぞれの愛の話もあり、盛り上る。
妻のアンがサインをするシーンは微笑ましかった。

全体として家族の愛の話としてまとめたところは、さすがケネス・ブラナー!『ベルファスト』の世界で育った人なんだなぁと妙に納得した。

デイム・ジュディ・デンチ、サー・イアン・マッケランとケネスとの演技合戦は本当に贅沢。

部屋の中のシーンは蝋燭の灯りだけを使っているとの事。顔のアップは絵画の様だった。イングランドの風景も美しい。
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