年寄りだからなに?
シニアパワーをバカにするな!
いつからだってスタートできる、おばあちゃんたちのパワフルさに勇気がもらえる
仲間ができること
仲間と笑い合えること
その大切さが彼女たちを見ているとしみじみと分かる。
マーサにしつこくする隣人シェリルがいてくれてよかった。
うざいと思いながらも、マーサもやっぱり人恋しかったんだろう。
平均年齢70歳超えのチアリーディングチームなんて何考えてんの?はしたない!
っていうのは簡単だけど、一生懸命に練習する彼女たちをどうして責められようか?
旦那が反対したり、子供たちが口出ししたり、おばあちゃんたちがクラブ活動するは色々前途多難。
嫌がらせなど、さまざまな困難にマーサたちは彼女なりの知恵を絞り、へこたれずに戦ってくる老女パワーがほんとパワフル。
一度は母の看護で諦めたチアリーディング。
末期癌を患い、残り少ない人生をマーサは、やり残した青春にまた出会い、思いっきり駆け抜けた。
そんな彼女たちのクライマックスのパフォーマンス、本当にチーム全体が眩しいほど輝いていた。
もちろん若さ溢れるアクロバティックなチアももちろん見応えあるけど、ダンスやステップを基本としたチアも美しい。
その姿を観て、馬鹿にしていた人たちも、反対していた人たちも心が動かされて、改心してくのも良い。
人は死ぬ時は一人きりなのだから、
死ぬその寸前まで、こんな人生の終焉を迎えることが出来たらいいなぁとしみじみ思う作品だった。