シェリー

炎の裁き/疑惑の炎のシェリーのレビュー・感想・評価

炎の裁き/疑惑の炎(2018年製作の映画)
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実話の冤罪の話って本当に辛すぎる、、ジャックオコンネル目当てで見たら予想以上に切なくて号泣。(心情描写が超エモーショナルとかって訳ではないけど、事実が十分に悲しすぎるパターン)

アメリカではめちゃくちゃ有名な冤罪事件みたい。3人の娘を放火で殺害した罪に問われて死刑になったトッド・ウィリンガム。あまりに可哀想すぎた。警察も司法も知事も、権力もった人間みんなクソすぎる。普段の素行がどんなに悪かったとしても死刑にしていい理由なんてない。

子供殺しって犯罪者の中でも底辺に位置付けられるから刑務所内では囚人にも看守にも蹴られ殴られ…理不尽すぎるでしょ。

数年経って1番酷かった看守すらも彼の無罪を信じて仲良くなったのはさすがに脚色かな?でもこの2人の関係性よかった。トッドが看守におすすめしてた本「夜と霧」が気になる。“人生なんて苦しいんだから、苦しみに意味を見つけ生き抜け“みたいな。読んでみたい。

無実の証拠がたくさん出てきたにも関わらず、刑が執行されてしまって悔しすぎる。正義とは?死刑制度の必要性ってなに?てか真相解明に奔走したシングルマザーが事故にあったのは偶然??もはやなにも信じられないな。

当時のテキサス州ペリー知事が本物のゴミ人間で、全米でもダントツの死刑執行を許可していたみたい。エンドロールで実際の映像が出てきて衝撃だった。テキサス州の司法制度が公平だとか言うくせに、「警察と子供殺しは究極の正義=死刑に直面する」的なこと言ってて、疑われた時点でもはや冤罪でもしょうがないよねって開き直ってるように見えてしまって胸糞悪い。

この事件はLAW & ORDERとかいろんなドラマでも取り扱われてるらしい。見てみたい。

長くなったけどジャックオコンネル最高だった!!ワイルドで不幸な感じ似合うよね!笑笑
シェリー

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