ぐっさん

エターナルズのぐっさんのレビュー・感想・評価

エターナルズ(2021年製作の映画)
4.1
2021/11/5ユナイテッドシネマ札幌IMAXレーザーシアターにて鑑賞。
 10月はワクチン接種や某有名アーティストのライブ参戦をするなど、多忙でレビューを書くペースが遅かったですが、今回からじわじわとペースを上げていけそうです。

 ご存じマーベルスタジオ最新作!
 今回は7000年前に遠い惑星から地球にやってきた異星種族で結成されたチーム「エターナルズ」がメインの物語。
監督は、皆さんも記憶に新しい前回のアカデミー賞作品賞「ノマドランド」のクロエ・ジャオ監督でございます。

 面白いんだけど、前半が複雑でじわじわ理解して後半から楽しめる作品なので、1回目の鑑賞では理解しにくい率が高い印象を受けました。ようやく楽しめるのは2回目からの鑑賞かなぁと思っちゃいます。
 悪い奴と戦うというのは、ヒーロー作品ものとしては当たり前だけども、この作品はかなり斬新な切り口で展開されてましたねぇ。
 戦いはするけども、ラブロマンスあり様々な種族の人達から結成されているので、各キャラの考え方を語る人間ドラマ性のほうが強い印象を受けた作品でした。

 7000年前からいるから、この歴史をじっくりと拝見させてもらいましたけど、そこの全面的に参加することはいたしません(ドクターXのあの人みたい(笑))という暗黙のルールをしっかりと持っていて、人間同士の争いにも見向きもしない(たまに助けるぐらい)でも「ほったらかしにしていいのかよ!!」というような意見を持つ仲間がいたりするなど、目標はあるけども、達成するためには一つにならなきゃいけないのに、一枚岩になっていないというのが、チームの特徴。これらの歴史の時のエターナルズチームを見ながら、「エンドゲーム」後の各キャラの現在の時代を見ながら、アッコさん風に言うと「エターナルズは何をされてるかたなん?」と言わんばかりの、ストーリー展開はこれまでのマーベル作品とはひと味ちがっていて今まで見ていた人にとっては、ちょっと慣れるのが大変かもしれませんねぇ。まさに、エターナルズ基礎知識を学ぼう!!と言わんばかりの展開です。
 ですが、まぁ~後半の展開はビックリしましたねぇ~。どんどん本来のヒーロー映画へ舵を切っていくのですが・・・衝撃の秘密が明らかになっていくと同時に「おいおい、どうなっちゃうんだぁ~」と言わんばかりの展開がやってくるのでぜひ本編をチェックしていただきたいですねぇ。

 そして、なんといっても映像美がすごい!!!
 なんてったって、「ノマドランド」の監督なもんだから、自然光の使い方がうまいうまい!これを、IMAXレーザーで見てるもんだからなおさらゴイゴイスーと言えるので、いろんなシーンも大画面で楽しんでいただきたいです。

 キャストメンバーも豪華でみんなメインと言わんばかり!
 アンジーもキレイだし、リーダーのイカリス役のリチャード・マッデンもアベンジャーズ側にいても違和感なしのキャラ。さらにアジアからはマ・ドンソクが出演していることもうれしい。ちょっといじられる面白いシーンもあるのでおススメですぞ!!

 「エンドゲーム」のその後の世界が舞台になっているので、なぜあの戦いに参加していないのか?というとこも注目していただきたいし、本編終了後明るくなるまで絶対その場から動かないでほしいといいたいほど、頭から最後の最後まで、見どころおてんこ盛りなのでぜひ楽しんでいただきたい作品です。
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