津軽系こけし

エターナルズの津軽系こけしのレビュー・感想・評価

エターナルズ(2021年製作の映画)
4.0
ポリコレンジャーズ


⭐️MCU第26作品目
⭐️MCUフェーズ4
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🔷MCUのフェーズ4を飾る大規模スペクタクル。

MCUの新章を最も文化的側面からアプローチした印象。作中ヒーローの殆どに何かしらのマイノリティ描写があったり、DCユニバースをコンテンツとして発言するなど、他のマーベル作品に比べて社会性が強く意識されている🥸🥸


🔶他にもボリウッドの登場や、セクシャリティ描写などが多く、現代社会の見地とマーベル世界を同一化させるような試みが感じ取れる。

それを描くだけでも大変なのに、続編への布石があまりに多く散りばめられているので、作品そのものを楽しむというよりもマーベルの今後に期待を膨らませるための潤滑油みたいな作品と考えた方が良いだろう🧐🧐


🔷つまるところ、今作がマーベル全体の”布石”の役割を担う故に、シナリオ自体は非常に薄っぺらい。

盛り上がった所といえば、ジョン・スノウとロブ・スタークが再会したとこぐらいである(某ドラマネタ)
たしかにマーベル作品にしては異質さが際立つ作品なのだが、どうも好きになれない。

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⭐️まとめ⭐️
出てくる単語の規模だけ大きく、ドラマがすごく薄っぺらいというアンバランスぶりが中弛み。加えてシナリオのも、仲間との合流と課題を同時進行でやりくりする西遊記形式で、助け舟はあるものの中盤ほどでダレやすいと思う。
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