とらとら

アイ・アム・マザーのとらとらのレビュー・感想・評価

アイ・アム・マザー(2019年製作の映画)
4.6
母親目線子供目線、どちらにしても色々考えさせられる映画。

低予算なのは確かかもしれないけど、それだけの中でよく命と家族という大きなテーマを突っ込む事ができたなと感心した。ある意味低予算でどれだけの物が創れるのか、は、才能だと思う。
低予算どうの、意味がよく分からないだとか
それもある意味では視聴者側の想像力の豊かさだとか、視野の広さが問われる作品である事に間違いは無い。

タイトルの回収が最後まで観る事によって成される作品だなぁと言う印象。そしてその良さがわからない方は多分映画に対して受動的なのかも?
これは親、命、責任、信頼を主に視聴者に一緒に考えてもらう作品なのかもしれないので答えが欲しい人向けでは無いかもしれないと思った。もちろん個人的な見解なのでそれだけがテーマでは無いのかもしれない

最後に物語の点では
私自身AIに対して子供目線から入りかなり感情移入したと言うか、所々切なさを感じたり、親への信仰心やら見えない何かしらの強い糸があるように感じたり
人って感情がいっぱいあって難しい生き物だなぁとつくづく考えさせられて頭が痛かったです。
後はそうですね、AIが滅ぼした。の設定に関してはやはりテーマに重きを置いてるのかかなり内容薄でしたね。そこはあってほしかった方々としてはとても物足りなかったのではないでしょうか。
私も若干外に出た辺りでどう転ぶんじゃろか〜とドキワクしてましたが、まぁしょうがないですね。
そこは目をつぶって頂いて!的なね。
まぁ世界的な設定部分を除けば良い物語なんじゃないでしょうか、人の親という事もあって気付かされる事もありましたので、私は好きな映画でした。
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