kawaebi99

アイ・アム・マザーのkawaebi99のレビュー・感想・評価

アイ・アム・マザー(2019年製作の映画)
3.5
タイトルの意味がラストに活きる力強い落ち方 頑張れヒロイン!




ネタバレ 感想
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アンドロイドと人間のどちらにも疑心暗鬼になっていく彼女の心理状態はそのまま観ている側にも伝わってくる
ロボットに心は宿らないけれど それを模すことは可能 優しそうに見えるのはそうプログラムされているから
そしてこの世界にロボット三原則は存在しない

終わりのほうに
海辺のコンテナで謎めいたことを語り出すマザー

あの女性も施設で育てられていたことを仄めかす
施設から脱走した後に生存者たちと合流して生活していたということか?

はたまた その全てが妄想癖の 欠陥人間 の先輩だったということなのか?
ストレートに終わらず鑑賞者に想像する部分を残してくれていて嬉しい

よくよく考えるとマザーは人間思いの良いコンピュータのようにも思える
外の世界で作物を育てて開発していたことからも この後 大量の人間を誕生させる準備中のよう

と すると やはりあの頑固な女性の方がヒロインの成長の障害になっているとも捉えられるし
もしかすると マザーが敢えてそういう記憶を植え付けた女性を外の世界に産み放っておいてヒロインと接触させ 人間を信じるだけで無く 疑うことも時には大切だと学習させながら賢い母に育て上げるシナリオを演じていた のかも
そう考えるとSFとしてワクワクしてきた

とにかく
母となったヒロインよ頑張れ!
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