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エコー・イン・ザ・キャニオンのhidehiのレビュー・感想・評価

4.1
2022/6/8 鑑賞。
『ローレル・キャニオン 夢のウェストコースト・ロック』を見てから見るといろいろ興味深い。『ローレル・キャニオン』は、ウェストコーストのある時期の音楽の流れを、当事者のインタビューをもとに丹念に追ったドキュメンタリーだが、こちらはその時期の音楽に魅せられた人が、そのルーツを探っていく、といった感じ。
”魅せられた音楽”がザ・バーズとバッファロー。スプリングフィールド、ママス&パパスなので、中心はそれ。ジョニ・ミッチェルとかリンダ・ロンシュタットとかはまったく出てこない。
意外とエピソードはカブらないので、両方見るのがおすすめ。バーズからのクロスビーの脱退の経緯もだいぶ異なるし、ママス&パパスはあちらがママ・キャス中心なら、こちらはミシェルのあっけらかん不倫トークとテイストも異なる。
エリック・クラプトンやスティーブン・スティルス(、そして”ヤング”)のいまの演奏が見れるとは思っていなかったので、そこはサプライズ。
ロジャー・マッギンが抱えているD-45が、ときどきじゃらんと弾くだけなのだが、もうあの"45"の音! 恐るべしマーティンの45番台。
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