ありこ

エコー・イン・ザ・キャニオンのありこのレビュー・感想・評価

4.0
「ローレル・キャニオン」は過去の歴史ドキュメンタリーだったが、こちらは現在進行形、今を生きるドキュメンタリー。ローレルキャニオンでは怖いもの知らずの若者だった彼らが長く人生を重ねた姿で映るだけでもう感慨深い。音楽の話をする彼らの顔はキラキラしている。それをじっと見つめながら聞くジェイコブ・ディランが良かった。音楽のアレンジも、曲の核になる部分を大切にしており作曲者たちのリスペクトが大いに感じられよかったと思う。まさに現代に甦ったという感覚があった。
ところで、ベック氏の映像を見たのはこれが初めてだったのだが、ミュージシャン仲間との打ち合わせの場でも本番のステージ上でもずっと居心地悪そうにしていて、仲間の輪に入れないいかにもコミュニケーション苦手で不器用な感じがなんとも好印象だった。面白い人だなあと。これを知れたのも収穫でした
ありこ

ありこ