何やら老人が過去を振り返り咽び泣くシーンから始まる。冒頭で過去を振り返っていく作品は当たりの可能性が高いと思っている。
回想シーンは早々に大勢が撃たれてずたずたになるので苦手な方は心の準備をしてから観た方が良い。リアルなのでややグロいものがある。
歴史上最大の上陸作戦。
ヘルメット一つで弾丸の降り注ぐ浜辺を歩いて岸を目指す。遮蔽物もなくただ突っ込むしかない特攻状態。そうでもしないといけない戦況ということが想像できる。（ドイツ軍の抵抗によりこの作戦において上陸までに二ヶ月かかった。）
大勢が死に、ライアン兄弟も例外ではなかった。しかし確認されたのは兄弟のうち三人だけで、末っ子のジェームズ・ライアンだけは敵地にて行方不明としか伝わっていない。
ライアン家の父親は陸軍参謀総長だったため、ジェームズを探し出して連れ帰れという無謀な命令がくだされた。しかも任務に当たるのは数名。みんな思うところはあるものの命令なので仕方ない。
