はる

プライベート・ライアンのはるのレビュー・感想・評価

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)
4.5
「1人を救う為に」


スピルバーグの作品は両極端です。
'現実'と’空想'、’絶望'と'希望'…
この作品は両方において前者です。

たった一人を救う為に何人も犠牲にする矛盾…
血族を絶えさせない為の国としての方針とは言え、犠牲になる側としては何の得にもならないわけです。
国や家族を救う為、と言われた方がまだ納得出来ます。

救われたのか、救われなかったのか、良くわからない気持ちになる、なんとも後味の悪い作品でした…

ですが、
お涙頂戴系ではない、胸にグッとくるものがあったので、高評価です。
はる

はる