そういえば初見だったプライベート・ライアン
数だけは数百本は映画を見ているはずなんですけどこんな名作をまだ見てなかったというのもノルマンディー上陸作戦同様にどうかしていますねえ…
こんなもんは映画見初めの10本目までくらいには見といていいレベルです
実話を元に脚色された戦争映画とのことですが
メインストーリーの着想が文句なしに面白いし
エンタテインメントとしてもバチクソに面白いし
演出も俳優もいいし
各々に考察もできる点もあるし
歴史の勉強になる、という以前に歴史への関心を持たせるという点でも
(ちょいとグロテスクなことを考慮すれば話もわかりやすいので子供でも理解できると思うし)
本当によくできた素晴らしい作品だなと思います
戦争という圧倒的な暴力に巻き込まれて肉体も精神も徹底的に踏み躙られていく人々の
それでもなんとか人間性を保つために奮闘したり葛藤したりする姿には猛烈に胸に迫るものがあります
人類がどれだけ悲惨な歴史を繰り返そうが、
暴力に対する警戒心を怠れば、容易に戦争は繰り返される
というか、これが元になってあらゆる戦争映画に影響を与えたらしい…
映画以外の戦争を扱ったゲームなんかにもバリバリ与えてるのかな…
主観視点のカメラをバリバリ使うとか、色味とかなのかな？
それ以前の戦争映画をそんなに見てないから、違うのかな？と想像する感じでしかないんですが、多分実際に昔の戦争映画を見たら一目瞭然なのかもしれないですね
プライベートライアン以後の影響下にある作品はもちろん、プライベート・ライアン以前の作品という視点で見ることもできるのかな、と思いました
ちなみにプライベート・ライアンのプライベートとは、兵卒とか二等兵などの意味があるそうで、原題は、セイビング・プライベート・ライアンなので、ライアン兵卒の救出 ってことみたいですね
