朱音

プライベート・ライアンの朱音のレビュー・感想・評価

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)
4.0
冒頭から血の海,血の雨,転がる死体,千切れる身体。これぞまさに地獄絵図。誰の脚や腕なのか,泣き叫んでも見向きもされない。そんな戦場の光景はインパクト絶大。簡単に言ってしまえば「ウォ-リ-を探せ」が見開き1ペ-ジから数冊の本へと範囲が広くなって,探す人がライアンに変わった。そんな感じ。知りもしない若造を帰還させる為に精鋭8人が選ばれ,命懸けで任務を遂行する訳ですが…。彼には8人の命を賭ける価値があるのか⁇普通に考えたらいつ死ぬかも分からない戦場において,この任務は無意味なのでは⁇と思ってしまう。でも探しに行くのがトム・ハンクス。静か-に仲間を団結させるのがトム・ハンクス。緊張感漂う中,時折のユ-モアを交えて描かれていたライアン捜索隊の8人の絆は素晴らしかった。…が,アパムの変化は生々しくて人間の奥底の醜さを見た感じがする。
そしてキャストが豪華。あんなところに若き日のヴィン・ディ-ゼルが‼︎ってびっくり。そして静かなスナイパ-役のバリ-・ペッパ-がイケメン。彼は間違いなくこの作品が1番かっこいい。
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