2022.02.20レンタルDVDで鑑賞
シッチェス映画祭のシリーズも特典や日本語吹替版の収録なくてレンタルで充分って感じ。キングレコードじゃなくて松竹系の会社から出てるんですけど。
さて本作ですが最近はさほど珍しくもなくなったフランス産のホラー。えっ？これってホラーなの？全然ホラーしてないと思います。意識高い系を狙ったよく分からない心理劇とでも言うのでしょうか。多分、ハネケやヨルゴスランティモスを意識してるんじゃないかな、何て思いながら見てた。
フランス映画特有の平坦な演出で途中で嫌になる人、寝落ちしてしまう人もあるのでは。ただ6人の生徒が何を考えているのか、それとも代替え教師の思い過ごしなのか、冒頭の担任教師の自殺未遂も謎でしたが途中から話題にもならないけど多少は展開が気になるので自分は何とか最後まで見れました。
しかし結局は投げっぱなしの展開で、後は見てる者が自分で考えろって事なんでしょうか？
6人が録画・収集している映像がありますが牛の屠殺シーンや東日本大震災の津波映像など人によっては見るのも不快なものを含んでいます。環境破壊などから未来に絶望している？
まあこの6人が一番不快です。「自分たちは賢すぎた」とか言っちゃってて痛いです。
ラストの解釈も見ている者に委ねられてるようです。
スカした映画でした。
