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この星は、私の星じゃないのkのレビュー・感想・評価

この星は、私の星じゃない(2019年製作の映画)
4.2
シネマ・チュプキ・タバタにて。

このドキュメンタリー映画は、田中美津自身にフォーカスし、彼女の運動についてよりも、人間味を映し出そうとしていることが序盤からわかった。日本におけるウーマンリブ運動のカリスマと呼ばれる彼女が、自分にすごく近い存在な気がしてくる。
私は田中美津の著書を読んだことがなかったので、自分の奥底に押し込めているような誰にも言いたくない気持ちと似た気持ち(あるいは経験)を話されていることに驚いた。同じタイトルの本も読みたい。

この人がトランス女性を差別しない人であることを願いながら観ていたので、周りの号泣している人達ほどは集中して観られなかったけれど、「かけがえのない、大したことのない私」を読みたいな。とっても彼女らしいタイトルなんだろうな、と勝手に嬉しくなった。
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