何にも考えないで気分爽快！
最高に楽しめた✨
でも気分爽快だけでは終わらない
実は誰もが心にある自分探しの物語。
そして、人生賛歌にまでたどり着く。
「ナイト ミュージアム」のショーン・レヴィ監督×「デッドプール」のライアン・レイノルズの遊び心満載の相性が最高にマッチしてる！
「トゥルーマン・ショー」×「レディプレイヤー1」的な世界観で、謎の女性との出会いをきっかけに自分はオンラインゲームのモブキャラだと気づく展開は入り口に過ぎない。予想の斜め行く展開を説得力もって隅々まで描き切った脚本が本当によくできてる！
銀行員の主人公ガイ👔はいつも同じ毎日の繰り返し。ハンコ押すだけ毎日はまるで黒澤明の「生きる」のオマージュのよう。
そうこの話は、本当の生きる意味を見つける平凡なある男の話だった。
まあまあ満足してる毎日。
でも何か足りない生きてる！って感じ。
え、私のことですか？
って感情移入できる人は多いはず。
ある日、理想の女性と出会い、彼女と会いたいがために、いつもとは違う行動に出る。
モブキャラなのに、銀行強盗に反撃、サングラス🕶を奪い、かけて見たら世界が変わる！実はそれはプレイヤーの目線だった。でも彼はその意味を知らない。
ゲーム内の理想の彼女は、実は現実のプレイヤーは冴えないゲーマーの女性と思いきや、権利を奪われた開発者。
ゲーム内のガイの人生と世界と、ゲームの外の彼女の人生やゲーム会社の様子、どちらもしっかり描いて、双方向に２つの世界が影響を受けていくのが楽しい。モブキャラの予期せぬ活躍に熱狂する現実世界と排除しようとするゲーム会社社長。
彼はいったい誰なんだ？
彼のプレイヤーは誰なんだ？
いや、プレイヤーは、存在しない？
そこからAIの自動生成発展と開発者のコラボレーションなんて、よくできた脚本！
外の世界の彼女と、中の住人のガイの恋の行方とツイスト🥨展開もいやぁ、うまい！
音楽もノリノリ！
映像もワクワク！
アクションも楽しい！
それに恋も友情も人生賛歌も詰まってる。
なんてサービス精神旺盛なおせち映画😂
「ジョジョ・ラビット」のタイカ・ワイティティ監督のノリノリ悪社長もいい味出してた。
ディズニー配給ならではのマーベル&スターウォーズオマージュに加えて大好きなあの人のカメオ出演が嬉しい。
AIの可能性にも想像が広がりワクワクする✨
コロナ禍でダイナミックに動けず、毎日同じ日常を過ごす人は多いと思う。私も随分保守的になって冒険しなくなった気がする。
人は時として気づかぬ内に自身をモブキャラ位置づけて内なるヒーローを忘れてしまう。
自分の人生の主人公は自分しかいないことを思い出させてくれる映画。
今まで開けてこなかった別の扉🚪を開けてみたくなる！
ポジティブな観賞後感も最高だった✨
コロナ禍ストレスや夏バテでやる気を失いがちな方は、公開中に劇場に飛び込めば、きっと秋は自分らしく何か始めたいなって思えるかも。
