トゥルーマンショーや、シュガーラッシュなどを想起させる、作品として気軽に楽しめる、それでいて自分の人生このままでいいのか！と自問自答させられるような内容でした。
ゲームに出てくるモブキャラって、何の躊躇もなく吹っ飛ばされたり、轢かれたり、考えてみればめちゃくちゃかわいそうな存在。そこにスポットライトを当てるアイデアが既に面白いので、作品も細かいところは置いておいて面白かった。
ゲームの中にプログラミングされたAIが勝手に成長して、動き出すってすごいけどちょっと怖い。AIを題材にした映画といえば「her」があるけど（奇しくもライアンレイノルズが離婚したスカヨハの作品）、あの映画も最後はAIが成長しすぎて、他のAIとすごい速度で人間には認識できない言語でやりとりを始める。最近AIについて勉強した話で、AI同士を会話させたら、じきに人間では認識できないやり取りで会話し始めたので怖くなって止めたということが実際にあったと聞いた…。
ともすれば、こんな怖い話にもなっちゃう話がこんなに前向きな形で作品にできるなんてさすがディズニー！
脱線したけど、自分も世間の中ではモブキャラ、与えられた役割を忠実にこなす歯車だって考えると、やっぱりちゃんと意志を持って生きたい、って改めて思える前向きな映画でした。
モトロフガール役のジョディ・カマー出演の作品初めてなんですが、最後の決闘裁判にも出演しているとのことなので近々見てみたいなと思います。
もちろん、あの「盾」や「剣」が出てくるくだりはめちゃめちゃ上がりました！
ゲームやる時の車の運転とか、銃の流れ弾とか気をつけようと思いました。
