内容的には「トゥルーマン・ショー」の現代的解釈と言ってもいいが
「トゥルーマン」が落ち着いたトーンでしんみりなのに対し
本作はぐっとエンターテイメントに特化した作り。
ライアンレイノルズに求められるサービスシーンも多く
とにかく楽しい映画。
自由意志とは…？みたいな深い悩みに落ちそうな展開も
かなりあっさり目に消化しているが
これは映画のトーンからしても大正解。
本作のトーンでウジウジされてもねえ。
ラストの二組の結末もサッパリしてて好印象。
タイカワイティティ演じるゲーム会社社長だけが
ちょっと類型的すぎる印象が強い。
VFX自体は意図的かもしれないけどやや粗め。
でもそもそもがコンピュータゲーム内の物語なので
その粗さ自体がリアリティとなっておりこれはアリよ。
