みかん

フリー・ガイのみかんのネタバレレビュー・内容・結末

フリー・ガイ(2021年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ライアン・レイノルズ久々!
俺ちゃん以来かも。
劇中、デップーのポスターも見つけた!

ゲームの世界で生きるモブキャラのガイ。
そんな彼がプレイヤーの女性に一目惚れし、いつもと違う自分を生きたいと願い
自分の意志で変わろうとする。

ガイは成長するAIがプログラムされたゲームのキャラの一人で、つまりは自我をもつ人工知能。
感情もプログラムされたもの。
でも、元は作られたものでも、ちゃんと成長している。
ガイはそれを自覚してからは、現実世界では生きれないこともちゃんと理解し、それでもゲームの世界では自由に生きれるんだって前向きになるのがすごく良かった!
自分の意志で生きるんだっていう、私達へのメッセージにもなってる。

ガイに影響されて他のモブキャラ達も自我を持って成長するようになって、プレイヤーに逆らい始める。
ゲームの中では警察も軍隊もモブキャラだから、ガイを捕まえることもできない。
モブキャラからスルーされるプレイヤー達っていう逆転劇がまた面白かった。


でも、本作は楽しかったけど、個人的にこの世界観にがっつり乗れなかったのも正直なところ。
ファンタジーさに振り切ってないからかな。。。
リアルの世界も入り交じり、メタ要素が多いからかも。
それが本作の魅力だとは思うし、楽しい要素が揃ってるのにとは思うけど、テンションはフラットなままだったなぁ。
キャラも戦いもテンポも、全てが軽めだし、一人一人に感情の高ぶりみたいな熱量があまり感じられなかったからかもしれない。
気軽に見て気軽に楽しむ、くらいがちょうどいいのかも。

フリーシティの世界観は、GTAっぽい。
街中でやりたい放題だったり強盗ミッションだったり。

キャップの"僕の盾?"には思わず吹き出してしまった!なにやってんだ!
あとわかったのはスター・ウォーズとフォートナイトくらいかな。
もっと色んなゲームとか映画にインスパイアされてるんだろうな。

アントワンって見たことあるなって思ったら、タイカ・ワイティティ監督でした。
このかた俳優業もやるんだな。

前向きな気持ちになれる作品でした!
みかん

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