良い。のではないでしょうか。
同性愛というか、女性性がテーマですね。
男性性に勝てない、というか。勝たせてもらえないというか。
勝ち負けとかはないんだけども。
最後には力づくで物事をわからせようとするのが本当にいたたまれなくて「くっそ」って思う。悲しい。
印象的な場面はいくつかある。
家族に強制的に中絶されられ、大量出血して生死を彷徨うアニー。
ジーンに意地悪してたくせにこのときには「助けてドクター」って、「まだお医者様続けられますよね?」って、治療を求めるなんて都合が良すぎる・・・
手をつないでデートしてた女性ふたりを乱暴した男性群。
「俺に戻ってきてほしいよな?」を断ったら乱暴しようとした夫。
何かわからないけど、自分の感情を揺さぶられる少年。
見ちゃいけないものもなんとなくわかっている。
でも、嘘と秘密は別物だということがわからなくて、感情は大爆発。
「もうちょっとだよー!」と思いながら、ハラハラ見守ってしまった。
怪物はささやく、にちょっと似てるイギリス映画でした。