子役に対して『ペーパームーン』と『アバウト・ア・ボーイ』を観るよう指示したそうだが、確かにそんな感じだった。子どもが主人公の映画だからか、一応ハッピーエンドにしてくれてて優しい監督だなと。
これははままつ映画祭全体的に思ったけど、自主レベルだと下手な大人より子どもの方が全然演技が自然。20代くらいまでは演技うまいけど、それ以上になると途端に下手になる、特に母親役。本作はそれでもうまい方だったけど。これははままつ映画祭に限った話じゃないけど、何でなんだろう、他の役ならうまくても母親役をやらせた途端に下手になるのは。それほど母親を演じるということは難しいんだろう。
その点、本作で中年男性の母親を出して子どもの母親を出さなかったのはうまいなぁと。
