金春色

鉄道運転士の花束の金春色のレビュー・感想・評価

鉄道運転士の花束(2016年製作の映画)
4.0
ブラックユーモア仕立ての鉄道運転士の物語。鉄道運転士という仕事の過酷さを重くならずに描いていて魅せ方が面白い。素朴でのどかな風景と運転士の仕事の負の側面をどこか軽妙に描くギャップ。不謹慎に思う人もいるだろうけど、あれくらいのメンタルじゃないとやっていけないということかも。ブラックでシュールなだけじゃなく自殺を試みた少年を息子として一人前の運転士に育て上げる主人公や同僚夫婦など人の優しさ、温かさも感じる。電車の車両を家にして住んでるのとか落ち着いた色彩の街やインテリアもオシャレだし、犬は可愛い。
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