メイプルわっふるG

ラスト・バレットのメイプルわっふるGのレビュー・感想・評価

ラスト・バレット(2019年製作の映画)
3.0
ジャン・レノ、職業殺し屋。平時は世俗を離れ、雪深い山奥で一人暮らし。
そんな辺鄙な場所に満身創痍の女性が流れ着く。

高スペックな殺し屋ジャン・レノ、いまだ健在。
ぶっきらぼうながらも常に最善の策。激痛に喘ぐ女性に頓着せず、淡々と為すべきことを成すのみ。
クールやツンデレではなく、雰囲気的には田舎の偏屈おじさんといったところ。そしてそれが似合う風貌。

ジャケの文言:『レオン』から25年――これが最後の暗殺依頼(ミッション)。
ハードボイルドでクライムアクションな世界観を踏襲しているということで納得。
もちろん『レオン』の世界とは別の物語。そもそも『レオン』で既に"最期の"ミッションと化しているし。

これは、殺し屋稼業を四半世紀に渡って続けたジャン・レノ(脳内変換)を称えたい作品なのかな。
確かにハマリ役なのにシリーズ化はされていない? 毎回違う"殺し屋の末路"のシリーズ展開などあれば面白かったかも。

体を張ったサラ・リンド。セガールの『TRUE JUSTICE』シリーズのレギュラーで知った女優さん。ジャン・レノと共演するくらいメジャーになったかと思うと喜びもひとしお。。。って、作品がメジャーっぽくなかったのはご愛嬌。

退かぬ!媚びぬ!のジャン・レノの雰囲気が良くてかなり気に入っていたところ、終盤、ご令嬢の付き人・警護の黒人(デヴィッド・ギヤスィ)へのツッコミですべて吹っ飛んでしまった。
→ ちょ、おまっ(笑 そりゃないでしょ(爆笑

ラストの展開も含め、終始シリアスな映画。。だったはず。
勝手にウケて笑ってしまったのは自分のせい。まったく別の印象となったのも自己責任。そんな自覚はあるものの。
ジャン・レノとご令嬢の護衛との力量差にギャップがあり過ぎやしないかと。それこそ笑えるくらいに。そんな自己弁護をしてみる。


memo → ネタバレコメ