イラク軍電撃侵攻に応戦し耐え抜いた人達
イラン側視点から描かれたイラク軍侵攻と、それに対する応戦の模様を描いた映画。
休暇予定でゆったりくつろいでいたイラン軍兵士たち。そこにいきなりイラク軍侵攻の知らせ。否応なく最前線に駆けつけることになる兵士たち。
見ているこっちも何が何だかわからないまま戦闘状態の渦中に投げ込まれた気分。
実際の戦争というのも訳わからんうちに撃たれたり殺されたりするのだろう。
親と子供もあっという間に生き別れ。
兵士たちは兎に角死に物狂いで敵側に発砲したり、ロケットランチャを打ち込んだり。
それなりの成果はあるのだろうがいつ果てるとも知れない戦闘場面にこちらの忍耐も途切れがちになる。
そして唐突にエンドテロップが流れると共に、見ている側もどっと解放された気分になる。いやー疲れました・・・
テロップではこの戦闘でイラン側が踏ん張ったおかげでイラク側の出鼻をくじくことが出来たということらしい。
イラク側科学兵器による皮膚障害者の描写も序盤にあったが、実際はもっともっと悲惨凄惨な状況だったのだろう。
イランイラク戦争の一つの局面を垣間見ることが出来た点に感謝。
3.5の三ツ星
022101