トムジェリ好きとしては観ないわけにはいかなかったが、実写合成版なのでほとんど期待せず鑑賞。
そのせいか、ゆるっゆるのエンターテイメントと思えばそれなりに面白い映画。
トムジェリの有名なアカデミー受賞作「ピアノ・コンサート」を思わせるかのようにトムのピアノシーンが印象的、効果的に使われてたり、定番の天使と悪魔の誘惑シーンとか、アニメ版をちゃんと踏まえたシーンがちょいちょい出てくるのはくすぐられる。
おまけにワンシーンですらない、ほんの一瞬ワンカットで、バットマンやらスパイダーマンやら、燃えよドラゴンやらその他WBの過去作品へのオマージュが見え隠れしてたのも映画好きにはちょっと楽しい。
トムジェリと言えば、ハンナ=バーベラの時代から音楽へのこだわりが高いけど、本作も音楽がすごくハマっててサントラもチェックしたい。