のぼせギュウマン

トムとジェリーののぼせギュウマンのレビュー・感想・評価

トムとジェリー(2021年製作の映画)
3.7
『人間味など、アメリカの汚さが滲み出た1作。そんな世界をトムジェリが荒らしまくる様は、笑いもの。』
登場人物がほとんど共感できない。主人公が経歴詐称したり、ホテルスタッフほとんどが口悪かったりと、考えられないものばかり(過激までとはいかないけど)。でも、これがアメリカなのかな。

それでも、誰かに雇われて、トムがジェリー退治をする場面は、かつて、黒人家政婦や飼い主に飼われていたエピソードを思い出す。選択が迫られる時に現れる天使と悪魔、チーズを持った瞬間に発動するトラップなど、
幼い頃に、アニメシリーズを観てきた私にとっては、懐かしいと思える小ネタが満載で楽しめた。