このレビューはネタバレを含みます
無精子症の夫。養子縁組で少女から息子を譲り受ける。産んだ母親から「赤ちゃんを返せ、ダメなら金。でないと周りや子供に養子とバラす」と自宅に電話が来て。自宅に招かれた汚い髪色で荒れた少女。夫婦は養子であることは既に皆に伝えていたから脅しにもなんにもならなかった。変わり果てた風貌に夫婦は母親を装った他人と判断し追い返す。
少女は当時中学生。同い年の恋人との間に赤ちゃんが出来る。まだ生理も来ていない。両親のすすめで養子縁組に子供を出す女性が集まる寮へ。譲った後も上手くいかずバイト。街で見かけた彼は順調な社会人。寮時代の仲間に勝手に保証人にされ借金を負う。
少女は自分が本当に産んだ親ですと言えず泣きながら去る。行方不明になり尋ねてきた警察から本当の母親だったと気づく育ての親。
育ての親と子、彼女を街で見つけて対面。
子の会いたかったのセリフで終了。
ともか(寮の仲間)のマニキュアが禿げた爪。
ちょっとした所が人間紹介になってるんだなぁ。
彼とのシーンは光がいっぱいで明るい描写。
少女の親を一概に酷い親とは部外者が言うべきではないよなぁ。
中学生で妊娠して相手も養子縁組に出してくれと希望している。堕ろせる時期もすぎた。育てていくにはあまりにも幼すぎる。性教育は早いうちからしなければ。
なぜ少女を育ての親が見つけられたのかがよく分からない。情報無しに…そこだけもやもや。
浅田美代子さんの演技深みが凄い…
