このレビューはネタバレを含みます
多分一年前くらいに大学の先生が教えてくれた映画。
物語の展開は早くからある程度見当がついてしまっていたのでそこはいったん置いておきます。
カメラワークなどの違いでドキュメンタリーのようなシーンがあり、それが映画の中でも浮きだって示唆に富んでいる感じがした。特別養子縁組で子どもを育てる親として、生みの親がいるということを伝えることはとても重たいことだ。育ての親として生みの親の意思をここまで大切にできる人は実際どれほどいるのだろう。そこまでできることがどれほどよい事なのかどうかも正直よくわからない。。自分が望んで授かったわけではなかったとしても、子どもにその子を産んだという事実を認めていてもらえることが、生みの親にとってどれだけ大きな意味をもつのだろう。
親の事情で子どもが不幸になることはあるべきではない。ただ、その親の事情も本当に複雑なことだ。子どもの幸せを叶えることはその背景にある課題も解決しないと本質的な解決にはならない。だけど、ベビーバトンのような支援も必要で。。
中学生でまだ十分な判断能力もなく親から守られるべき存在なのに、家族には寄り添ってもらえず…。結局、守られるべき子どものことも救いきれてないじゃん。守られきれずに大人になったら、その先どのように生きていくことができる…？？人への頼り方をどのように知って、どのように自立して生きて行けるの？？
朝は世界に光が差し込んでくる時間である。
光の演出はこだわって作られており、序盤から印象的だった。
(八日目の蝉を見たばかりだからキャスト的にもそっちを思い出しちゃいがちだった〜)
