このレビューはネタバレを含みます
「あ~キンキンに冷えてやがる~!!
悪魔的だぁ~~!!!」
驚く程のどんでん返しな展開は特になかったが、皆が期待しているであろう数々の名台詞やリアクションが飛び交ったり、過去作の登場人物が出てきたりと、良くも悪くもファンサービス映画だった!
ファンサービスを意識しすぎたせいか、新しい敵役の政治家や仲間たちの背景があまり描かれておらず、何のためにそれぞれが必死に戦っているのかというところへの感情移入が難しかった。
終盤の展開で、既にカイジ側が相手の弱みを握っている状況なのになぜジャンケンに持ち込む必要があったのかがわからなかった(笑)
今回その他のシーンでも矛盾点やツッコミどころは多かったが、もともと半分コメディー感覚で観ていたため楽しめた。藤原達也と吉田鋼太郎の演技は期待通り最高!
2を観た後も思ったが、カイジは過去のキャラクターを再登場させるところがベタかもしれないが好きだなぁと思った。残念ながらファイナルでは香川照之演じる利根川は見られなかったが、スピンオフ漫画の「トネガワ」が実写化されたら是非観たい。