ヒロ吉

カセットテープ・ダイアリーズのヒロ吉のレビュー・感想・評価

4.5
DVDにて字幕観賞。
劇場で観たかったもの。

ジャーナリスト、サルフラズ・マンズールの回顧録をベースにした青春映画。
1987年、イギリスで人種差別を受けながらも高校生活を送っていた音楽好きのパキスタン系の高校生ジャベドがある日、ブルース・スプリングスティーンの音楽に衝撃を受けて魅せられるが、保守的な父親と対立する…というもの。

ゴスにソルト・ン・ペパー、ワム!、バナナラマ。
ファッション真似るよね〜。

“パキ野郎!“や家の前で小便かける等と差別的で厭にな気持ちになるところはあれど、基本的にポップ。

初めてボスの音楽を聴いて文字通り雷に打たれる時のシーンが曲とPVの様な歌詞の表記相まって泣きそうになった。
音楽ってすげ〜と思わせてくれる場面。
名シーン。このシーンだけでも何回でも観たい。

空いてる席あるのにわざわざ因縁つけてきた奴等にやり返すシーン地味に好き。
ボスのファッション真似するシーン好き。
友達の父親とミュージカルみたいなシーンに入っちゃうシーン好き。
息子のセンスが悪いから教えてやってくれからの「シンセが未来と思ってる」という台詞には大爆笑🤣
イライザとのデートシーン好き。もうたまらんっす。
放送室に侵入してボスの曲を掛けて町中駆け回るシーン好き。
友達と仲直りするシーン好き。
ブルースを教えてくれた友達とブルースの故郷を巡るシーン好き。

保守的で頑固者の父親と和解するシーンではボロ泣き。
ジャベドの門出のシーンでブルースのテープに父親がわざわざ替えるシーン好き。

差別描写もあったりしましたが、好きが溢れるシーンが多くて良かった♪
ブルース・スプリングスティーンの音楽は馴染みありませんでしたが、めちゃくちゃ良い曲でした。歌詞の和訳表記がしっかりされていたのも良かったですね☺️

『シング・ストリート』と並んで大好きな青春音楽映画となりました♪
去年観てたら年間ベスト入れていたな〜。

エンドロール時に本物のジャヘドがちょこっと流れるのも良き。
ヒロ吉

ヒロ吉