ながの

女囚701号 さそりのながののレビュー・感想・評価

女囚701号 さそり(1972年製作の映画)
3.0
昭和劇画サイケ映画。
ザ・昭和!
なんだ昭和の映画化か? ってくらい昭和の空気を感じるわ。

拷問映画の一種だと思う。
とにかくひったすら梶芽衣子をはじめとした女たちが虐待され続ける。
バイオレンス極まれりって感じ。
ただ、痛々しくてみてられない──って感じではない。
殴ってるシーンでも当たってないこと丸わかりだし。
そんなわけで虐待シーンもこの異常なテンション感すげぇなぁ~って感じで楽しめる。

当然といえば当然だけど、キル・ビル感はやっぱりある。

編集がすっごい荒削りな感じがするし、ストーリーも無茶苦茶と言えば無茶苦茶なのでテンポ感はあまり良くないかも。
肝心の復讐シーンも虐待シーンの長さとかしつこさを考えるとなんかあっさり気味。
裏でちょっと動いてはいたけど、復讐相手と虐待相手が違ったことからそんな風に感じたのかも。
その辺は個人的に合わなかったかなぁ。

ガラスで目をぶっさされてもぶち切れるだけでまったく痛がる様子を見せない所長好き。

梶芽衣子の目力が凄すぎる。

恨み節とか言う神曲。
そりゃタランティーノも使いたくなるわ。

エッチなシーンはあり。
和姦シーンからレイプシーン、レズに逆レイプとなんでもあり。
ワッショイワッショイいいかながら女囚たちが看守たちを逆レイプするシーンのテンションの凄まじさよ。

2022年119本目
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