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女囚701号 さそりのcamusonのレビュー・感想・評価

女囚701号 さそり(1972年製作の映画)
3.5
梶芽衣子が演じる主人公が、
自分を陥れた男たちへの復讐を果たすために刑務所から脱走を図るも失敗。
その後、看守や女囚人からのリンチはさらに激しくなっていく・・・という話。

裸の女囚人たちを鉄骨階段の上を歩かせて、看守が下から覗き見るシーンだったり、
梶芽衣子が男に騙されて犯されるシーンをガラス張りの床の下から映したり、
アングル的にメチャクチャ工夫しているのが伺われるのですが、
なんかギャグっぽくて、あまりエロくないのですよね。

ガラス張りにしたのも、襲い掛かる男の顔芸を映すためという感じですし。
まあ、全体的に顔芸ですよね。

渡辺文雄が刺されるまでのシーンは爆笑。
表現的にいろいろと、攻めているのはわかります。

とってつけたようなB級感漂う演出と、
ほとんど台詞がなく表情だけで鬼気迫る演技する梶芽衣子が、
それほど違和感なく共存できているのが面白いなと思いました。

梶芽衣子だけでなく、扇ひろ子も落ち着いていてかっこよかったです。
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