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女囚701号 さそりのkurtのレビュー・感想・評価

女囚701号 さそり(1972年製作の映画)
3.7
元恋人の悪徳刑事にハメられ、刑務所に入る事になってしまった松島ナミ。刑務所での様々な出来事を経て、復讐を遂げるまでを描いた作品。

噂通り、梶芽衣子の圧倒的存在感と眼力がとにかく凄く見入ってしまった。クールビューティー。
全編通してセリフほとんどなかったんじゃないかな? 目で語って、目で殺す。
タランティーノが惚れ込むのも納得で、キルビルでも使われている「恨み節」が流れた瞬間、鳥肌が立った。これが元なんだね。
終盤のモノトーンコーデもスタイリッシュ過ぎて驚いた。今でも十分通用するカッコ良さ。

映画の演出の方はチープながらもこの時代で考えられる様々な工夫が凝らされていた印象。ギャグなのか本気なのかわからないものもあった。笑

とにかく、復讐に燃える松島ナミ(さそり)の凄みは一見の価値がある作品だと思います。
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