るしおん

女囚701号 さそりのるしおんのネタバレレビュー・内容・結末

女囚701号 さそり(1972年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

惚れた男に騙されて、囚人となった女囚701号こと「松島ナミ(さそり)」のシリーズもの1作目。

徹底的にエロと暴力が描かれる。
今の日本では撮れないだろうな~。

陰惨ないじめやリンチ、凌辱シーンなどが続くが、女囚たちがそれぞれ明るく、看守の男たちがものすご~くフィクショナルな悪役然としているので、それほど陰惨な感じはない。

アクションシーンは、うーん。
どう見ても当たってないのがまるわかりのパンチやキックはなんとも・・・

不思議なカメラワークや、舞台を思わせるような場面転換、アバンギャルドな色遣いなどが面白い。
この辺り「ゴジラVSヘドラ」を思い出したが、1970年代前半と時期が一致しており、妙に納得。

一歩間違えばお色気バカ映画になりそうな作品だが、それを引き締めているのが、梶芽衣子。
かなり体を張った演技も素晴らしいし、何といっても目ぢから一つでこの作品の価値をものすごく高めている。
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