Filmarksさんの試写会にてひと足お先に鑑賞しました。ありがとうございます。たぶん劇場でも観ます。
20年ほど前にあったWinny事件を題材にした作品。当時の自分の心象としては金子さんがなぜ逮捕されるのかよくわからんという感じで、後になんとなく判例を見たりしてたこともあるくらいには関心があったので上映を楽しみにしていました。
クリームソーダのシーンがめちゃくちゃ良かった。あのシーンだけでももう一回観たい…ってのは置いといて。
事件の真相を観るというよりも、これからのことを考えるきっかけとしてとても面白い（興味深いの方の）作品。鑑賞後は、警察やマスコミは日本は…みたいな気持ちになる人も多いかもしれませんが、自分的には単純に新しい技術やアイデアを形にすることにチャレンジする技術者へのリスペクトを感じたのが１番大きかったです。
演者も渋めで落ち着いた作品ですが自分はとても楽しめました。事件のことを何も知らなくても充分理解できる内容にはなってますが、ちょっとでも作品に興味を持たれた方は新しい技術に関する日本の現状や類似の事件などもある程度調べていかれるとより楽しめるかもしれません。
思わぬところでストーリーが終了するのですがその意図を松本監督がおっしゃっていて納得。確かにもし全てが描かれていたら爽快だった！で終わってしまってた気がします。。また、恐らく当時の世間の人のほとんどは作品のように逮捕、一審有罪、早くに亡くなられたというぐらいの情報を主に受け取っていたと思いますしリアルの体験に近いのかなと。
余談です。上映後のトークショーでは、Winny事件を知らない人がこんなにいるのかと驚きましたが、試写会の参加者も熱量高い方が多くて、当時のリアルなお話や関係者の方のお話なども聞けて楽しかったです。
主演の東出昌大さんは、草の響きがめちゃくちゃ良かったので以降の作品を結構チェックしてまして、今作では完全にめちゃくちゃ真面目でちょっとお茶目な感じの金子さんに見えてたのですっかり忘れてましたが、トークショーにラフな感じで現れたご本人は、自分なんかがこんな近くで直接肉眼で見てもよろしいのでしょうか？？？って思うくらいに格好良くて、お話も上手で、震えました笑
