『Winny』
観てきた。
金曜の昼間の回だったので、当然年配の客がほとんどだったけど、彼らは実際にWinnyを使った事も技術的な知識も無いやろと思ってしまってごめんさい。
2003〜2004年当時、僕自身がWinnyのヘビーユーザーだったから断言出来るけど、このソフトのユーザーのほとんどは著作物の違法アップロードコンテンツのDL目的の用途で使用していた。
当時の2ちゃんに残っている過去ログを読んでもそれは間違いない。
で、金子勇氏側の主張をまとめると、
「俺は純粋に技術を追い求める崇高な理念でWinnyを開発しただけで、その後ユーザーの低俗な用途については知ったこっちゃない」
という話だけど、これをそのまま彼自身が公言していたら、果たして2ちゃんであんなにカンパが集まったのかなと疑問に思う。
ぶっちゃけ、そもそも非合法の用途で使える機能がなければ多くの人から注目も応援もされなかったはず。
よって、今SNSで「当時寄付しました」とか官軍ぶって宣言してる人はお察し案件だよねと思っている。
Winnyは、ネットの回線帯域をかなり大幅に埋めつくしてしまうので、特に共有回線でこのソフトを使われると、その他大勢のネットユーザーにとってはかなり傍迷惑な存在で、WinnyやWin MXユーザーのマナーは最悪だった。
劇中では、47氏に対する裁判費用のカンパが2ちゃんを通じて集まってきたという事実を、あたかも電車男みたいな「匿名の善意」として演出していたけど、これはかなりの印象操作というか、自己正当化による歴史修正っぽい雰囲気を感じた。