うおぉぉぉーーー！
法廷エンターテイメント！！！
供述書で使われている単語にツッコむ尋問テクニックとか、法廷でのパフォーマンスとか、裁判での戦術・戦略の描写がめちゃくちゃおもしろい。
金子氏と壇先生が共通の知識や趣味で意気投合する様子が尊くて、友情モノとしてもいい。
幼い頃からの憧れである宇宙へ行くことはできないけど、ネットという宇宙なら手が届くかもしれない。
ピアtoピアで個々のPCを繋ぐ“Winny”の文字を、夜空に浮かぶ星を結んだ星座のように描くタイトル演出。弁護士の勉強会で表示される五芒星の形をしたP2Pのイメージ図。
金子氏の宇宙への憧れと、彼の“表現”であるWinnyを重ねる粋な演出にグッときた。
少年のような純粋さ（良くも悪くも）とネット社会や著作権制度への先見性、そして天才的なプログラミングの才能。金子勇を演じる東出昌大のハマりっぷり。
これはやられましたね。現時点で今年の邦画ベストです。
