マツモトタクシー

Winnyのマツモトタクシーのレビュー・感想・評価

Winny(2023年製作の映画)
4.4
昨日は雪で中止になっていた久々の観光勉強会だったので仕事を休んで各地を回りました
ガイドさんによって説明の仕方や知識量が違うのでそれを学び取り入れる感じです🚖


久々の清水寺、伏見稲荷、西本願寺等の巡りでクタクタに成りつつ修学旅行に向けて掃き潰した革靴の補充で東土川へ👞
帰りに手の上がったお客さんを乗せて1回だけ仕事をして、二条に戻りこの作品を観ました😁



17:50 SCREEN9 117席 H13 👨2👩0
若者と2人きりでした😅



松本優作 監督作品


2002年データのやりとりが簡単にできるファイル共有ソフト「Winny」を開発した金子勇(東出昌大)は、その試用版をインターネットの巨大掲示板「2ちゃんねる」に公開する

公開後、瞬く間にシェアを伸ばすが、その裏では大量の映画やゲーム、音楽などが違法アップロードされ次第に社会問題へ発展していく。。

違法コピーした者たちが逮捕される中、開発者の金子も著作権法違反幇助の容疑で2004年に逮捕されてしまう
金子の弁護を引き受けることとなった弁護士の壇俊光(三浦貴大)は金子と共に警察の逮捕の不当性を裁判で主張するのだったが。。




以下ネタバレ


一審では罰金刑150万円の有罪判決
上告をして争い7年闘って最高裁で無罪を勝ち取る
しかし金子はその1年半後に病で倒れ帰らぬ人となってしまった実話

非常にエンタメ性が高く実話ながら実に面白く分りやすく作られていた良作品



実在する壇さんのインタビューをYouTubeで拝見
映画ではナイフに例えていたが実際には高速道路に例えていたとか😀
高速道路で速度制限を設けているが殆んどのドライバーは守っていないのが現状
違反者が続出しているような高速道路ならそれを設計し作った国土交通大臣も罪に問えるのかと訴えていたそうです

勿論、違法アップロードをしていた者達が罪に問われるのは当たり前ですが、その開発者までが罪に問えるのか?幇助に当たるのか?が争点だったそうで京都府警は違法行為が蔓延すると知りながらWinnyを作っていたという立場を取っていたそうです

この幇助という概念も明治以来、議論がなされているが明確なガイドラインが無いそうで。。😮
それも驚きですがハッキリしないまま司法に取り入れられているのが怖いですしPCに詳しい壇弁護士だから無罪になったけど他の弁護士なら有罪だったのかもと思うと恐ろしい。。((((;゜Д゜)))

人のいい金子さん(世間知らずとも言えるかな😅)は警察に騙されて調書を書かされても警察はそんなに悪い事はしないでしょうといってたそうです😅
映画では2ちゃんねるの住人達がお金を寄付しその通帳を彼に見せる場面が有りましたが実際は沢山来ているメールを彼に見せて闘うように促したそうです

警察も著作権侵害等を守る為に正義感から行ったのでしょうが。。後におかしいと思っている警察関係者もいたと思いますが一旦起訴したら何がなんでも面子の為に有罪にしようとする国家権力の闇を感じました😱

世間とずれていたかも知れないけどピュアで無邪気だった金子さん
彼が長期に渡りPCを使えなくて寿命が縮んだのは因果関係は証明出来ないだろうけど多分裁判のせいは明白かなと思います💧
さかなくんが7年も魚と接っせなかったらおかしくなるだろうなぁそういうことなんだろうなぁなんて考えてました💦


昌大×貴大の大コンビの演技も見事
今回も阿蘇山大噴火さんが出演😆😆